上プレ報告

上プレ 丹沢山塊 小川谷廊下 

報告者 廣川暉人

活動日 5月4日

形態 沢登り

メンバー 北村 高山 星 廣川

 

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玄倉駐車場に車をとめそこから入渓点を目指した。約一時間程度林道を歩き穴の平橋付近に到着。林道にすこし広めのスペースがあったのでそこで一泊した。

 

5月4日

3時起床。沢装備以外はその場にデポしていき、5時行動を開始した。まず小川谷廊下を目指す。壊れた堰堤が4つあるがいずれも横のはしごから下に降りることができる。堰堤をこえ15分ほど歩くと小川谷と合流。そこから入渓した。入渓してすぐにF1,F2がある。F13m程度の小さな滝で左岸をフリーで登った。少し歩くと有名なF2に到着した。F2は大きなチョックストーンがあり左右から滝が流れていた。左岸には鐙があり詳細通り左岸から登ることにしたが,水流が思いのほか強くなかなか苦戦した。結局1時間ほどかかり何とかF2を突破したがかなりの体力を消耗してしまった。その後はすんなりと滝を通過していった。核心部のF5ではなかなかホールドスタンスが見つからず苦労したが星さんのアドバイスにより沢靴のフリクションを頼りに登った。水流も強く自分の中では今回の沢登りで一番の難所だったと思う。F7は詳細とは逆サイドからのぼり苦戦した。F9は核心部2つ目で右岸から高巻きをした。ロープワークは練習どおり滑らかに行えた。F10を超えしばらく進むと壊れた堰堤がでてきてそれを超えると広い河原に出た。30分ほど河原で休憩しスタートした穴の平橋まで戻る。川の右岸に登山道に続くトレースがありそこから小川谷を後にした。登山道はかなり足場が悪く滑落しやすいうえ、ピンクテープを頼りにしないと迷いやすいため注意が必要。2時間ほど歩き無事スタート地点まで戻った。

感想

今回の沢登りで一番印象的だった場所は入渓からしばらく続くゴルジュ地帯である。 今までで見たことのない幻想的な所だった。普段の山行では見られない沢独特の風景を楽しむことができた。

  今回パーティーの中で私だけが小川谷廊下初挑戦であった。今まで経験してきた沢よりも水量が多く、いくつかの滝は超えるのに一苦労した。まだまだ自分には遡行スキルが足りないと思うので、多くの沢登りを経験してスキルアップしてきたいと感じた。また、沢登りに必要なロープワーク技術を正確に実践することができたと思う。しかし部としては依然沢登りに関しての知識が充実しているわけではないので日々の活動で補っていきたいと思う。

~活動の様子~